<   2004年 09月 ( 11 )   > この月の画像一覧

サヨナラのワケ

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見つめる空が違っていたんだ。
あなたと僕とでは。



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by nagiwo | 2004-09-30 21:51 | Blue

深まる

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秋が少しずつ深まって来ました。

暑いのも寒いのも苦手というワガママ人間なので秋は一番好きな季節。
長袖のシャツ一枚が心地良い、
そんなわずかな期間が私にとっては最も安堵を覚える時期です。
もう虫も出なくなるしね。←コレ大事

写真を撮るコトを楽しむようになってから、
こういった季節の移り変わりを目で見て実感するようになりました。
果実が熟れて行く様や濃く彩られる葉の変化。
サラリと過ぎて行く風の残す余韻。
そして激しく、激しく増進する食欲が止まりません。
・・・写真とは関係ないような気がします。

き、季節の移り変わりって本当に美しいですね。

秋はどんどん深まって行きます。



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by nagiwo | 2004-09-27 19:09 | Green

宵の窓枠

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届かぬ人を恋う夜は、
歪んだ月を2本の指でつかまえる。
痛みを放つ、その冷たさに救われる。

窓の隙間に白い月。
つかまえたはずの白い月。



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by nagiwo | 2004-09-23 01:22 | Blue

雨降りカフェにて

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アメ?

パタパタと音をたててテーブルを濡らし、
慌てて閉めた窓の外、まだぼんやりと残る光。

このまま雨をやりすごそうか。
目をやる先、スリ硝子ごしの急ぎ足。



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by nagiwo | 2004-09-16 01:31 | Blue

collabo-works怪談絵巻 4

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collabo-worksとは!?


「 晩夏 」
   Storyteller:marc ishiya
   Photograph:nagiwo



「竹の沢(タゲノソ)の水が飲みでえ・・・・・・」

と曾祖母が臨終の床で言ったのだという。
子供だった父はやかんを取ってすぐ外に飛び出した。
シキナイの坂を駆け上がりながら計算した。
竹の沢までは自分の足で片道30分はかかる。
沢まで登るのに30分、下りるのに30分、
戻るのに30分、2時間も婆ちゃが生きているだろうか?と。

泣き声を上げて海沿いの道を走りながら、
水平線を見るとイカ釣り船の灯りが煌いていた。
左前方に真っ黒な岩肌をさらした竹の沢が姿を現した。
崖をよじ登る時、一度やかんを落としてしまった。
「落ぢ着げやい!」
やがて頭上にちょろちょろと水の音がした。
沢に駆け上がって手で湧き水を掬った。
しまった、この時間を計算に入れていなかった。

早う!・・・早う!・・・水たまれちゃ~・・・

水を入れたやかんを持って駆け下りるとき、
崖から滑り落ちて、やかんの水が半分になった。
躊躇したがすぐに決心して、傷だらけになりながら下山した。
海辺の道をとって返した。
すでに辺りは日が暮れて真っ暗になっていた。
オサキ山トンネルの前まで来た時のことだった。

そこに、いるはずのない婆ちゃが立っていたという。
枯れ枝のようにやせ細った手で合掌しながら・・・・・・

父が立ち止まると、婆ちゃは消えた。

「婆ちゃ~・・・待っでくりや~・・・」
父はあらん限り力を振り絞って走りだした。
心臓が口から飛び出すかと思われた。
息をきらして家に戻ると、婆ちゃは死んでいた。
「竹の沢(タゲノソ)の水~ッ」と父が泣いてすがると、

母親(私の祖母)がやかんの水をたっぷり指につけて、
曾祖母の唇を濡らしながらこう言ったという。

「死ぬ前(めえ)に・・・・・・ 
うんめ(美味しい)水だなアで、手合わしでだよ・・・・・・」



                              marc&nagiwo



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by nagiwo | 2004-09-12 22:40 | Collabo-Works

迷路のように

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複雑に絡み合って
僕らは進んでいく。
時々振り返ったり
キミの目を見たりしながら。

たどり着いた4番のドアが
僕の探していたドアなのかどうか、
誰かに聞こうとは思わない。

手を伸ばして、
ガラガラと音をたてて、
力の限り開くだけ。

間違っていたとその時気付いても構わない。
落ちるなら落ちればいいんだ。



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by nagiwo | 2004-09-09 21:13 | Varicolored

さらさら

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落ちた葉もベンチも、
風のしずくさえ
記憶の中に一瞬を閉じ込めているのに。

思い出せそうで

思い出せない。



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by nagiwo | 2004-09-07 00:23 | Green

予感雲

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やって来るのは来る日も来る日も
重い雨を記す碑の兆し

そぞろ歩く足に絡む紐
打たれ弱い終(つい)の非を試し

いつものように翳りゆく灯も
あえて影絵見るごとく写り

ヨカン 予感雲押し寄せて
ヨカン 予感知ってしまう
どんなにかヒンヤリと押し寄せ
音もなく 知ってしまう



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by nagiwo | 2004-09-05 21:54 | Gray

気づけぬままに

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互いをはきなれた靴みたいに感じていた頃、
もたらされる安堵を退屈だと思っていた。

気づけぬままに、
失ったモノが指のスキマからぼんやり見える。



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by nagiwo | 2004-09-03 21:50 | Green

枯れゆく僕ら

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しらじらと夜は明けて、
しらじらと嘘は跳ねて、
シラリシラリ終わりを告ぐ声が
僕の耳にも
キミの耳にも
届いている。



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by nagiwo | 2004-09-02 12:18 | Gray